切り返しで下半身先行ではなく、手が先に動き出す切り返し。
この条件に当てはまるもの、すべて打ち急ぎに入ります。
ハッキリ言ってしまうと
上級者まで到達していないほとんどのアマチュアゴルファーのスイングは、すべてこれに当てはまると言っても言い過ぎではないのでは?と考えます
逆を言えば、これさえ体得することができれば、一気にスイングが完成されていく最重要ポイントの一つとも言えるのではないでしょうか?
あなたは切り返しで十分間を作る意識がもてて、尚且つ下半身からしっかり切り返しがスタートできていますか?
その感覚はどんなの?
間の意識ってどんなの?
切り返しのタイミング?
少しでも気づきのヒントになれたら幸いです
![かん](https://karadakokoro.com/wp-content/uploads/2022/02/image.png)
ごきげんよう!打ち急ぎはラウンドで最も起きやすいエラーだと思っているアマチュアゴルファーで治療家のかんです
まずは打ち急ぐことによって、どんなスイングエラーになるのか解体していきましょう。
Table of Contents
トップの形まで行く前に手元が先行してしまう(いわいる手打ち)
![](https://karadakokoro.com/wp-content/uploads/2022/05/mick-haupt-m0iXio5FF7M-unsplash-1024x683.jpg)
要はしっかりと上半身が捻転されて、左肩が深く顎下まで入るほどの状態になる前に、手元が先にダウンスイングに移行してしまう状態です。
100メートル走のフライングスタートみたく、まだ行ってはいけない状態なのに、手が先に先行してしまって、結果下半身リードの大前提が崩される形になるわけです。
これでは元も子もありません
必ず切り返しは下半身のエネルギーからスタートしなければいけない前提を、完全に破った切り返しになり、すべてが狂います
いわいる手打ちとはこのことを指すのではないでしょうか
ゴルフスイングでは手から行く時点でアウトなのです...
意図的にやっているのなら話は別かもしれません。
時に手打ちショットが求められる場面もあるかとおもいます
林の中とか、テイクバックが十分にとれない場面ではあらゆる打ち方が求められます。
時に左打ちで打たなければならなかったり...
ありますよね
それ以外は大抵リズムよく打っていきます
下半身(足裏)からエネルギーはスタートさせなければいけない
その次は膝や腰にエネルギーが伝わる
そして上半身、背中、胸に伝わり
腕から最後は指先にエネルギーが集約される
この順序が崩れた時点で打ち急ぎと言ってもいいでしょう
(手打ちの発生)
体より手元が先行してしまうおかげで何を失うのか?
なにより捻転不足が最大の欠点になります。
しっかり最後まで捻転が行われる前に手元が先行していくので、当然リズムも狂えば体幹のエネルギーを最大限生かしたスイングが出来なくなります。
捻転の最終地点まで我慢できず、手元が先にいきたくなってしまう。
これにより
結果切り返しでの間と言われる部分がごっそりとなくなってしまう訳です。
よく出てくる言葉
切り返しでの間。
この間を体得することが課題になってきそうです
【間】とは何なのか?
![](https://karadakokoro.com/wp-content/uploads/2022/05/time-1485384_1920-1024x678.jpg)
あなたもなんとなくプロのスイングを見て、切り返しの間のようなイメージを感じているのではないでしょうか?
あれの答えがまさにこの切り返しの部分に隠されています
テイクバック始動から最大限の捻転をやり終え、腕がその後にトップの一番深いところまで動かされていく。
その腕がトップの一番遠く深い所に到達したときには
すでに下半身はダウンスイングの準備段階ができている状態になっていなければなりません。
遠心力と軸を支える体幹とが同じ力で拮抗するポイントになるのです
そこまで体幹の捻転が到達できると
一瞬動きの静止状態というか、間のような感覚が得られるはずです
実際は止まっていなくて、フィニッシュまで一連の動きの流れは続いていきます。
体の状態は遠心力に負けないように踏ん張っている感じでしょうか
この一番深いトップの位置まで捻転を保ったままテイクバックができ、且つダウンスイングを我慢できれば、切り返しの始動が下半身から行きやすくなるという訳なんです。
その下半身から切り返していくわずかな時間に【間】というものが生れるのではないでしょうか
イメージとしては、テニスでアタックしていくとき、ボールをギリギリまで懐に引き付けて、そっから一気にラケットを振っていきますよね
そのボールを懐に引き付ける状態が、ゴルフで言うテイクバックの感覚に近いと感じます
ここまで我慢してトップまで作り上げることができれば
あとは思い切って下半身からリードしながら振り回していければ、ほぼほぼ動きの順番は合っていくかと思います。
切り返しのスタートは必ず足からだと強く意識できればいいかと思います。
手から動いた時点でアウトだと決めてしまうのもいいかもしれません
切り返しのエネルギーの順番は手元からではない。
足からだと。
まずはこれだけでも体得できると気づきが生れるでしょう。
なぜ打ち急いでしまうのか?
あなたは一度でも思ったことあるのではないでしょうか
ギリギリまで我慢してから切り返しを開始したいと...
しかし
どうしても我慢できずに手元からいってしまう...
頭ではわかっているのに、捻転の最後まで行けない状態から切り返してしまう
特にラウンドになると余計に切り返しが早くなるでしょう
緊張
焦り
体幹のバランスがキープできなくなる
ゆっくり、ゆったりを怖がってしまう
自信が持てない動きになってしまう
緊張によって体の動きが早くなってしまう
![](https://karadakokoro.com/wp-content/uploads/2022/05/heart-2211180_1920-1-1024x576.jpg)
これは誰もが経験したことのある感覚だと思います。
緊張するとどうしてもゆったり振っていく感覚が乱されてしまいます...
思っていても勝手に体が反応してしまうくらい制御しにくい状態に陥ります
特に目立つのがバンカーショットではないでしょうか
つい焦ってしまい早く打ちに行ってしまいがちです。
要するに
打ち急ぎのパターンは、非常にメンタル的な要素が強いということがいえるのでないでしょうか
ラウンド中必死で走ってしまった
プレーファーストを気にして気が焦ってしまった...
などなど理由はたくさんあるかと思います
焦って打つときは必ずと言っていいほど手元が先に動くリスクが高まります
ある程度の緊張状態の時や焦っている時などは、ミスを嫌がる結果、遠心力を使ったリズムの良いスイングができずに、手元でボールを打ちに行ってしまう動きが出てしまうのでしょう。
これこそがアマチュアゴルファーの克服しなければならない、最大のポイントの一つに挙げてもいい分野ではないでしょうか
切り返しは必ず下半身からエネルギーを出していく。
常にゆったりとしたココロ構えを忘れない
焦ることは極力しない
メンタルをまずは整えることが大切になってきそうです
練習場で一度思い切って、怖がらずに切り返しを極端に下半身から行ってみてください
必ず気づきが生れるはずです
ゆったり。ゆっくりと。切り返しは足から。
体幹のバランスがキープできなくなるとは?
![](https://karadakokoro.com/wp-content/uploads/2022/05/ease-3134828_1920-1024x683.jpg)
素振りだとゆっくりテイクバックしてもあまりバランスを崩すことがないのに、ボールをセットすると急にテイクバックが早くなって結果打ち急ぎの状態になってしまう...
なぜなんだろう...
深い捻転時のバランスが保ちにくいから
実際にトップの状態を綺麗にバランスよくキープするには、ある程度の体幹力やブレにくいアドレスの正しい姿勢等が求められます。
もし体幹の強さや体幹のバランス感覚に問題があると感じているあなたは、下半身や体幹部の強化や身体の柔軟性を
高めていくことを始めてみるのもいいかもしれません。
自信がないとスイングにも当然現れる
![](https://karadakokoro.com/wp-content/uploads/2022/05/man-5989553_1920-1024x735.jpg)
やはり答えの解っていないスイングは常に自分に自信が持てません
しかたがないことです
まずは体が言うことを聞かなくとも、頭で理解することが大人ゴルフでは重要な要素になってきます
自信をもって、下半身から切り返しを始めてみる意識を極端に持ってみましょう。
どんな下半身リードでも初めは構わないでしょう
膝から動かしてみるのも良し
左の腰あたりから動かしてみるのも良し
足裏を踏ん張って回してみるのも良し!
ジャンプするように下から上に飛んでみても良し!
手元から行かなければ正解なんですから。
答えはわかっているのです
自信に変えていきたいです
プロに言われて気づいたこと(神言葉)
僕は以前プロに言われて気づいたことがあります
衝撃的でした
その内容は、私が以前打ち急ぎを自覚していた頃のことです。
どうしてもテイクバックを深く入れる前に切り返してしまうことを悩んでいました。
そのことをプロに質問したところ
まさに目からうろこ状態の答えが返ってきたことを思い出します
![プロ](https://karadakokoro.com/wp-content/uploads/2022/05/youngman_30.png)
打ち急ぎ自体は問題ない。打ち急ぐなら腕だけじゃなく全身で打ち急ぎなさい。
まさに神の言葉でした
一気に腑に落ちました。
今までは打ち急いでしまう時は、必ず手だけが打ち急ぐ傾向がありました
あなたも打ち急ぐ時を想像してみてください
きっと手だけが急いでいませんか?
それではなく打ち急ぐのなら、体全部で打ち急ぎに行きなさい!と
これを練習場で意識して打った時
自分のメンタルブロックが外れた瞬間を目の当たりにしました
この神の言葉が僕の打ち急ぎを克服する最大の薬になりました
打ち急ぐのなら体の全部で打ち急ぎに行きなさい
今でも素晴らしいアドバイスだと感動しております
これを意識してから、打ち急ぐことを怖がらなくなりました
打ち急いでしまっても全身で切り返していけば、結果エラーは出にくいことが解ったからです。
その後
だんだんとテイクバックが徐々に深く入るようになり、少しづつ上半身と下半身の捻じれの差が生まれるようになってきました。
おススメです!
是非一度練習場で全身を使って打ち急ぎに行ってみてください
えっ
打てる!
ってなるんではないでしょうか
プロの教え考察
では最後にYouTubeでプロの教えを聞いてみます
紹介するチャンネルは、すべて僕が学びを得たチャンネルから抜粋しています
ちゃごるTVさんのこの回
座る感覚
まさに上にジャンプする前のエネルギーをため込んでいる感覚は、非常にわかりやすい例えだと感じています
HARADAゴルフ レッスンチャンネルさんのこの回
一呼吸置くためのリズムの合わせ方のヒントがもらえます
アドレス、インパクト、トップの位置でのそれぞれの一呼吸がとても重要になってきそうです
まとめ
アマチュアゴルファー最大の敵
打ち急ぎ
これさえ克服できて、ゆったりリズムよく振っていくことができてくると、圧倒的にさまざまなエラーが解決できていくのではないでしょうか
重要なのはトップでの間の意味を知ること
プロゴルファーのあのスイングを手に入れるためには絶対欠かせないポイントになりそうです
今回は最重要ポイントでもある、打ち急ぎの克服方法について、すこしでもヒントになれたらと思っております
すぐには体得できない部分です
焦らず進んでいきましょう
それではこのへんで
素晴らしいゴルフライフを!
バイバイ!
ここで打ち急ぐと絶対に打てない器具のご紹介です
先ほど僕が全身で打ち急ぐといいと言っていましたが、全身で打ち急いだ場合、ちゃんと打てます!
切り返しのタイミングが掴みやすくなります。おススメ!
- 超軟シャフト カーボンシャフト 極限まで柔らかくしたカーボンシャフトで、手打ち矯正
- 柔らかいシャフトでプロスイングを身につける
- ぐにゃぐにゃ ふにゃふにゃシャフトでスイングチェック ムチのようにしなる柔らかいシャフト