ゴルフの始まりは未だハッキリとした起源が分かっていないんです...
しかし3つの起源説が言われております。
いずれもヨーロッパ地方で発祥した説が伝えられているので、おそらくそのエリアから始まったのだろうと想像してしまいます。
ちなみに
日本発祥説もいくつか言われているみたいですが、まぁハッキリとした記録が残っていないらしく、何とでも言えるところでもあるのも事実かもしれません。
ごきげんよう!一昔前のドライバーは柿の木(パーシモン)で作られていたんですよ!アマチュアゴルファーで治療家のかんです
それでは今回は少しばかり、歴史のお勉強をしていきましょうか!
寝ないように...
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3つの起源説
先ほども述べたように、ゴルフの発祥は未だハッキリとは分かっていませんが、3つの起源が言われております。
1つ目は
スコットランド(イギリス)発祥説!
スコットランドの羊飼いが、棒で石ころを転がして、穴に入れて遊んでいたものが、だんだん形を変えていったという自然発生な説。
その穴というのがなんとウサギの巣だったということで、まさに羊飼いの間でうまれた自然な遊びが進化したというものなんです。
まさにこれが起源だとするならば、自然発生的に始まっています。
ただ信憑性に欠ける部分も否めません。
しかしスコットランドでは、1452年にスコットランド国王 ジェームズ2世によって「ゴルフ禁止令」というものが発令されているんです。
これは歴史上の事実。
ゴルフにハマった貴族たちが、武技弓術の鍛錬をサボるのが目に余ったために出されたらしいです。
これは面白い。
間違いなく僕もゴルフに夢中になってサボっていたでしょう...
14世紀中盤にはすでにゴルフというスポーツがスコットランドに存在していたことは事実と言えるでしょう。
オランダ発祥説!
14世紀頃にコルベン(Kolven)という真鍮でできた長い棒で、クリケットボールぐらいの大きさのボールを打つ遊びが行われていました。
遠く離れたポールに少ない打数で当てた者が勝ちという遊び。
各ホールの距離は約1000ヤードという長距離だっとの話もあります。1ラウンド中のホール数は4ホールで、羽毛を皮で包んだものをボールとして使用していたみたいです。
この遊びがオランダからスコットランドに伝わり、コルベン(Kolven)から(golf)と呼ばれるようになったというのが、オランダ発祥説なのです。
歴史的に記録も残っているので信憑性がそこそこ高い説かもしれません。
フランス発祥説!
12世紀のフランスでの発祥説。
先端が直角に曲がった棒でボールを打ち、少ない打数で穴に入れる「クロス」というゲームが流行っていました。これは文献にも残っています。
歴史的な時系列だと、このフランスのクロスというゲームが一番古いので、ここから各ヨーロッパ諸国に伝えられたと考えてもおかしくはなさそうです。
その他、ローマ帝国がスコットランドに侵攻した際、兵士たちによって「パガニア」という球技が伝えられ定着し、ゴルフに発展したという説もあります。
ゴルフという名前の由来は?
2つの説。
1つ目はスコットランド語で「打つ」という意味の言葉「gowf」から来ているもの。
2つ目は先ほどオランダ発祥説でも解説した遊び「Kolven(コルベン)」が、徐々に言い方が簡略化され「Kolf」と呼ばれるようになり、スコットランドに渡った時に文字の頭の「K」が「G」に変わってGOLFとなった説です。
いずれにしてもヨーロッパ由来の歴史があることは間違いないと言えるでしょう。
世界最古?「ジェントルメン・ゴルファーズ・オブ・リース」というゴルフクラブ
スコットランドでできた、言わば最も古いゴルフ同好会。
1744年にジェントルメン・ゴルファーズ・オブ・リースという名前で、作られた団体が始まりとされています。
が、
更に古いゴルフクラブ(同好会)が、1600年台には結成されていたとも言われています。(後述)
スコットランドのエディンバラ海岸にあった「リース・リンクス」という5ホールのゴルフ場で結成されていたみたいですね。
世界最古のゴルフ場がこのリース・リンクスだそうです。
リースリンクスは5ホール、2221ヤードのパブリックコース。1888年に都市開発のためにコースはなくなり、現在は公園になっています。
最初の13カ条のゴルフ規則を作成したことでも知られています。
当時の5ホールのレイアウトも石碑に記されていますね。
先ほどもちらっと言っていますが、実は世界最古のゴルフクラブ(同好会)は、ジェントルメン・ゴルファーズ・オブ・リースではないそうなんです。
スコットランド国王のジェームス6世が、1603年にイングランドの王位を継承するためにロンドンにやってきたときに、当時リースリンクスでゴルフをしていた人達が設立したブラックヒースゴルフクラブ(1608年設立)が世界最古と言われているんです。
そうなると更に150年以上も前の、1600年初期からゴルフクラブというものが結成されていたことになります。
まぁしかしこのリース・リンクスというゴルフ場が世界で最も古いコースということは言えますね。
日本に伝えられたのはいつ?
そこから更に300年以上経った、1901年に日本にゴルフが伝わることになります。
イギリスの貿易商人、アーサー・ヘスケス・グルームが、兵庫県に持っていた別荘に4ホールのコースを作ったのが始まりとされています。
その2年後9ホールとなり、日本最古のゴルフ場「神戸ゴルフ倶楽部」が創設されたのです。
会員は140名ほどいたそうですが、ほとんどが外国人で日本人は7名ほどしかいませんでした。
言ってみれば外国人の娯楽の場として提供されていたのです。
その後ゴルフが実際に日本で人気が高まったのは戦後のことでした。
戦後の好景気である「神武景気」の後押しもあり、徐々に一般人に広まっていったとされています。
マッチプレーが主流だった
ゴルフが競技として行われるようになった時のプレー方法は、2名のプレイヤーが1ホールごとに勝敗を決めるマッチプレーが主流だったのです。
徐々にゴルフ競技人口が増え、強者同士がトーナメントの序盤で対戦することの不公平感や、何度もラウンドを繰り返す時間効率の悪さが指摘されはじめ、全ホールを周り終えた後のスコアを競うストロークプレー方式が考案されたそうです。
いまではPGAプロツアーでもストローク方式が当たり前になっています。
競技ゴルフの軌跡
1860年に始まった全英オープン第1回大会が最も古いゴルフ競技大会になります。
参加者8名
12ホール×3日間の計36ホールのストローク方式
優勝はウィリー・パーク。
その後開催地を変えながら毎年行われています。
そして現在の4大メジャー世界大会と呼ばれる残りの3つ、全米オープンは1895年、全米プロゴルフ選手権は1916年、マスターズ・トーナメントは1934年に第1回大会が開催され、今でも毎年伝統は受け継がれてております。
オリンピック
ゴルフがオリンピック競技に採用されたのは、長い歴史の中でも1900年のパリ五輪が始まりです。
1904年のセントルイス五輪の後、ゴルフ競技時間の長さなどの理由により、オリンピック競技から廃止され、2016年リオ五輪に再度復活を遂げています。
100年以上廃止されていたんですね。
今後のオリンピック競技としてのゴルフは、まだ見通しが立っておらず、再度廃止の道も残されているのが現状です。
僕自身ゴルフファンとして、是非オリンピック競技の一つとして、今後もずっと歴史を刻んでいってほしいと願っています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ゴルフの歴史はおよそ今から600年以上も前から、ヨーロッパでは親しまれていた遊びっだったこと
奥深さを感じますね。
日本だとまだ100年そこそこの歴史。
日本でも古い歴史をひも解くと、奈良時代に貴族たちの間で流行した「打毬(だきゅう)」と呼ばれる球技もまた現在のゴルフとルールとよく似ており、これがゴルフのルーツとなったのでは?
と唱える方もいるくらいです。
どの国でも人間は、ゴルフに似た球を打って遊ぶようなゲームが好きなのでしょうか...
何はともあれ、完璧な起源説はわかりませんが、こういった歴史に触れることで、よりゴルフの事に深い興味を持てるのではないでしょうか。
今回は歴史のお勉強みたいでしたが、寝ずに読んでくれたあなた
ありがとうございました。
また今後も有益なゴルフ記事を書いていきたいと思っておりますので応援よろしくお願いします。
それではこのへんで!
素晴らしいゴルフライフを!
バイバイ!
世界最古のゴルフコースとして知られるセント・アンドリュースのオールドコース。「神が造りたまいしうねり」と呼ばれる芝原、プレーを楽しむ人々の様子、ゴルフクラブなど、その全てを写真で紹介する。